※法人・個人の特定を避けるため、一部表現をぼかしております。
ご相談のきっかけ
最初は資金調達相談でしたが、事業計画をヒアリングする中で、当事務所から「ものづくり補助金」を活用できる可能性を提案しました。これは経済産業省中小企業庁が所管し、全国中小企業団体中央会が事務局として運営する制度で、新製品・新サービス開発のための設備導入費用が補助対象となります。
担当行政書士のコメント
中古マスカー製造設備の導入を確実にし、製造技術者として廃業するテープメーカーの職人をアルバイト雇用するプランを事業計画に盛り込みました。また、筆や刷毛の販売ルートにマスカーを新製品として投入することで、既存チャネルを活かしつつ新市場へ展開できる点を強調しました。
当事務所では以下の支援を実施しました:
- 事業計画書作成支援
- 採択率向上のための数値シミュレーション
- 申請書の文章構成アドバイス
結果、補助金採択が決まり、新設備導入と新規事業がスタート。補助金は事後精算型のため、交付までのスケジュール管理や事後報告も今後サポートしていくことになりました。
お客様メッセージ
「社長も本当に喜んでいました。正直なところ、私自身もここ数年の売上低迷には危機感を抱いており、『このままでは事業がじり貧になってしまう』という不安がずっとありました。筆や刷毛の品質には自信があっても、市場のニーズは変化しており、新しいことに挑戦しなければと考えていました。
そんな中、マスカーの製造というアイデアは、自社の強みを活かしながら既存の販売ルートにそのまま載せられるため、非常に魅力的でした。しかも、設備は中古で入手でき、製造ノウハウは長年の経験を持つ職人さんから直接学べるという、またとないチャンス。最小限のリスクと投資で、新たな収益源を作れる可能性を感じました。
補助金の申請は自分たちだけでは到底できなかったと思います。先生には事業計画から採択率を上げるための細かい数値の組み立て、申請書の文章の書き方まで本当に丁寧にサポートしていただき、心強かったです。これから新設備での製造を開始し、筆や刷毛と並ぶ新たな柱として育てていきたいと思います。本当にありがとうございました。」